第733号【特別】(2月14日)「東京電力経営改革本部との定例会合 速記録」

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2013年02月14日発行 第0733号 特別
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■■■    日本国の研究           
■■■    不安との訣別/再生のカルテ
■■■                       編集長 猪瀬直樹
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「東電 電気工事 競争入札に」「随意契約は割高 都の批判受け」という見
出しの新聞記事が掲載されました(2月13日水曜日付け東京新聞2面)。
(記事URL http://bit.ly/VRuftU )東京電力の経営改革を話し合う定例会合
で、明らかになったからです。資本関係がないものの天下りなど通じて関係が
深い会社との契約については、猪瀬直樹が副知事だった1年前に高コスト体質
の典型例として指摘した問題でした。

今回は猪瀬都知事就任後はじめての定例会合ですが、さっそくあらたな問題
も提起しました。「東電が電力卸売市場で吸血鬼になっている」という事実で
す。新電力の危機に処方箋も提示しました。メルマガは会合での猪瀬発言速記
録です。

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「東京電力経営改革本部との定例会合 速記録」
(2月12日火曜日 都庁7階会議室)


●猪瀬● 電力市場の現状がですね、ちょっと今ゆがんでいる。フリップをお
見せします(http://bit.ly/11HBuY4)。仮説として提起する構造的
な根拠があります。東京電力は卸売市場において吸血鬼になっている。これ大
変なことです。

〇東京都部長〇 現在、電力の卸売市場を介して東京電力が新電力から電気を
どんどん吸い上げているという状況です。卸値自体がかなり
高騰している状況です。震災前6円~35円だったものが、震災後は12円~40円
へと高騰している。その一つの原因として東京電力が新電力から電気を買い取
っている量が増えているんではないかと。それにつられて新電力も高値という
こともあり、この取引所を通じて、電力を売る方向へ流れている。結果として
需要家への売電量がおそらく影響を受けているのではないか。これ自身が新電
力にとって非常に大きな危機なのです。

東京都としては、現在3.5パーセントの市場シェアである新電力を支援す
るために、東京電力と新電力から合わせて供給を受ける「複数契約」を推進し
ていますし、「官民連携ファンド」による支援をしています。こういう状況の
中で、今後東電が何をすべきか。新電力の育成のために、新電力の電力供給力
がこう逼迫をしているというような時には、東電から新電力への「常時バック
アップ」を再度復活させ、新電力への支援が必要です。その期間、この取引所
が実際正常に機能するまでの間においては、やはりバックアップの拡大という
のは当面必要なのではないか。さらに国ですが、今後九電力体制の地域独占が
ありますが、競争的な市場の創出、あるいはサービスの質の向上に向けて、国
としても新電力の小売市場を拡大させるための手立てを考えていただきたい。

□会議終了後のぶらさがり

●猪瀬● この東京電力経営改革本部との定例会合は昨年11月以来の3回目。
そもそも東電改革というのは、東電の料金値上げに端を発して、ち
ょうど1年ぐらい前から、積極的に東京都が働きかけることによって始まって
いる。そのなかで問題提起してきたなかのひとつについて、東京電力から回答
がありました。

お手元に配ってあるのは、東京電力のゼロ連結子会社の例です(http://bit.ly/VcyMHo)。
東京電力に「ゼロ連結子会社」があることは、僕が明らかにするまではどこに
も書いていなかった。東電の有価証券報告書に書いてあるものが子会社・関連
会社、しかし出資ゼロだけど随意契約を通じて東電がいつも発注している子会
社が「ゼロ連結」です。つまり連結会社じゃないよと。そのなかには「東電同
窓電気」という名前の会社がある。同窓会の「同窓」ですよ。

1年前に有価証券報告書に載っている子会社を全部洗い出し、さらにそれ以
外にゼロ連結子会社があるのでその中身をもう一度確認して、当時、実際にこ
れをどうやって競争入札にするかと。当然ながらこれまでは随意契約でやって
いたのです。改革前の道路公団のファミリー企業と一緒で、随意契約で受注し
ていれば飯を食えた。

配電工事などというものは、多くの会社が施工できるのに競争入札ではなく
随意契約でやっていた。東京都の問題提起について、東電改革本部からは、こ
れを競争入札にしますよと。紆余曲折があって最終的にはペーパーになって今
日として出てきた。こちらで問題提起しなければ、そういうことにならなかっ
た(略)。

東京都は常に、東電のおしりをひっぱたく役割なんです。こうやって少し動
きつつあるということが、今日の会合の中身です。



「日本国の研究」事務局 info@inose.gr.jp


猪瀬直樹の新着情報━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■出演情報

・2月18日(月)13:25頃、BS朝日「ごこいち!ニュースキャッチ」に生出演
します。テーマは2020五輪招致です。


■掲載情報

・2月18日発行『新潮45』3月号、「今後の都政への決意表明」についてイン
タビュー掲載予定です。

・2月18日発行、教育情報誌『Dream Navi』4月号(四谷大塚出版)にインタ
ビュー掲載。テーマは「子ども達にどのような大人になってほしいか」です。

・2月5日発行『潮』3月号、連載対談「日本を変える次世代の騎手たち」
第9回に白木夏子氏との対談が掲載されました。


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「東京電力とのバトル」、「オリンピック招致」、
「災後社会のネットワークづくり」など、
東京都のマネジメントに絡む出来事をネタに、問題解決力を磨く考え方、
行動の仕方、強いメンタルの保ち方などをわかりやすく説く!

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改革とは具体的な数字を示すこと
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ツイッターがつないだ奇跡の絆
日本人に足りない言語技術力

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東京の地下鉄は2つの事業体によって運営されている。
そのためとんでもない不便を強いられているのは
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改革のためには通勤苦の現状をよしとする
既得権益者との戦いが必要であり、
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よく知らなければならない

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大震災後、東京都を陣頭指揮する副知事の思考と行動20カ条

首都直下型地震への取り組みとは何か

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ソーシャルネットワークを使った情報収集・発信・即断即決→事後承認、
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向けにアレンジして紹介!   

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□■『東條英機 処刑の日 』■□
〔アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」〕
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猪瀬直樹氏は、
子爵夫人の日記に残された謎を解き明かしながら、
アメリカが日本に仕掛けた
対日占領政策の大きな構図を浮かび上がらせていく。
それによって、現代の日本と占領期の日本との間に漂う
霧のような薄闇を払っていくのである。

梯久美子(「解説」より)

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□■『昭和16年夏の敗戦』 □■
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1983年に世界文化社から刊行され、文春文庫になり、『猪瀬直樹著作集』に
入り、ロングセラーとして版を重ね昨年6月に中公文庫に収録された作品です。

巻末には勝間和代さんとの特別対談「日米開戦に見る日本人の『決める力』」
が収録されました。

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□■『天皇の影法師』■□

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天皇崩御そして代替わり。その時何が起こるのか。
天皇という日本独自のシステムを〈元号〉を突破口に徹底考証。
処女作が待望の復刊です。   

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「天皇は実在するが、また同時に人びとの意識の底にとり憑いた幻想のひとつ
でもある。曲がりくねった鏡張りの回廊を歩くときに歪んだ自分の姿が無数に
映るばかりで天皇の影は見当たらない」(「あとがき」より)

巻末には作家・批評家の東浩紀氏との特別対談「今、ここにある皇室の危機」
が収録されました。

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□■『言葉の力――「作家の視点」で国をつくる 』■□
(中公新書 税込777円)

「東京都副知事で作家の言葉論。ツイッターで文章力を鍛えるには口語体では
なく文章語で書くことだと説く。読書は『10ページ読書』を勧める。それだけ
で頭の中に検索のキーワードができ上がると言う。また、小泉純一郎は<俳句
のように凝縮した1行の力強さがある>が、菅直人は<ページに言葉が埋まっ
ているだけ>といった分析等も興味深い」(読売新聞 8月14日付)

作家として、東京都副知事として進める「言語力再生」。
サッカー界にも導入された「言語技術」やツイッターやフェイスブックなど
のソーシャル・ネットワークのほか、三島や太宰の文体にいたるまで、グロー
バル時代に不可欠なコミュニケーション力の目的・手段を独自の視点で解説。

第一部 「言語技術とは何か」
第二部 「霞が関文学、永田町文学を解体せよ」
第三部 「未来型読書論」

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□■『突破する力』■□
(青春出版社 税込800円)

7刷出来!

道路公団民営化をはじめ、作家として、東京都の副知事として、
さまざまな世間の“壁”を突き破ってきた著者が、
自らの体験を踏まえて綴る、人生を面白くする
本気の仕事&生き方論。

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